Q&AサイトのOKWaveに、こんな疑問が寄せられていました。相談者のsaraewさんは「派遣社員は、なぜ派遣のままなの?」と不思議に思っています。周りには正社員より仕事ができるのに、派遣を続けている人が多いからです。「やはり非正規に一度なってしまうと正社員にはなれないのでしょうか? 「会社に縛られない働き方」「やりたいことが別にある」それは建前で正規雇用されていない方、本当は正社員になりたいですよね。しかしいまの職場で数年働いても正社員になれないなら今後も見込みはありません。それなら、辞めるという選択をして新しい職場で正社員として働きましょう。 ネット上では正社員よりもフリーランス思考が強く、あえて正社員にならない生き方を推奨する意見が多く見受けられます。筆者もフリーランスという立場ですが、あえて正社員にならない生き方がありかどうかで言えば「辞めておいた方がいい」というのが本音です 正社員にならなかった(なれなかった)事実は変えられません。そのため、「たしかに非正規であったけれど、〇〇のスキルを身に付け、こういった経験もあるので問題ない! 正社員のみなら有効求人倍率はそこまで高くない 有効求人倍率は、1.63倍と過去に類を見ないくらい高い水準となっています。 ただ、この数字は非正規雇用者を含めた値で、正社員だけを限定した場合の有効求人倍率は1.13倍と、そこまで高い数値ではありません。 正社員なら安定は嘘 「正社員なら安定」はホワイト大企業の話であり、 ブラック企業や中小企業の正社員に安定はありません 。 グローバル化で、企業の寿命も短くなっており、 どうせ定年まで働けない で … あえて正社員にならないという生き方をするというのも、これからを見据える上では重要になってきます。 正社員であり続けることで一生安泰ということはなく、正社員であることのリスクというものも知っておくべきなのです。 終身雇用が崩壊した今「正社員にこだわる必要はない」という意見もありますが、果たしてそれは本当なのでしょうか?正社員とそれ以外の雇用形態、あるいはフリーランスなどの生き方なども合わせて、解説していきます。 正社員にこだわらない生き方、僕は応援します。 僕の親は「断固・正社員!」「大学を出て普通に就職する」という考え方を、僕によく押し付けてきました。そんな状況にあったからか、高校生の頃から「本当に正社員にならないといけないの …